日本長老教会について


 プロテスタントの長老主義教会です。その源流は宗教改革者ジョン・カルヴァンにあります。宗教改革は「聖書のみ」「恵みのみ」「信仰のみ」がその中心原理でしたが、日本長老教会もその流れの中にあります。また、聖書の御言葉の説きあかしと、聖礼典(洗礼式、聖餐式)の執行を教会のしるしとします。
 旧新約聖書に基づき、ウエストミンスター信仰告白並びに大小教理問答を信仰基準としています。改革主義信仰を継承し、政治的、経済的に独立自治の精神に立ち、長老政治をとります。
 宣教活動については国の内外において、イエス・キリストの福音を積極的に伝えます。国内外における他の長老教会や諸団体との交流や協力をしつつ、宣教をします。
 日本長老教会は「日本基督長老教会」(1956年設立)と「日本福音長老教会」(1979年設立)が合同し、1993年5月3日に誕生しました。全国に6地方ブロック(これを中会と言い、東京、武蔵、神奈川、東関東、中部、西部に分かれています)があり、61の地域教会(13都道府県)がその中に入っています。震災援助に始まり、2012年から東北でも宣教が開始されました。大会(全国)、中会(地方)、小会(地区)では、会議をもって主なる神の御心を求めていきます。これらの会議の議員となるのは教職長老(牧師)と信徒長老です。
 日本長老教会が「教団」としないのは、全体で一つの教会であり、地域にある教会はその現れであるという考えがあるからです。
 この教会は、堅い教理に基づきながら実践をも大切にします。十字架の福音により罪から贖い出され、創造主である神との交わりの回復を与えられた者達の群れは、あらゆる領域において神の栄光を表わしていくことを目指します。